不妊症の人の特徴や定義には、どのようなものがあるのでしょうか?

不妊症とは一体どのような状態なのか、女性と男性で考えられる原因や治療法は?

通常、排卵と夫婦生活がある場合には、自然妊娠する確率の方が高いと考えられています。

そこで不妊症の定義をまず紹介し、その後に原因など基本的な話を紹介していきます。

不妊症の定義を知って、まずは不妊症かチェックしよう!

不妊症とは言われたくないし、そうだと考えたくない。という人の方が多いと思います。

しかし、実際に不妊症があるのも事実。

不妊症とは、 不妊をせずに性交しているのに、2年以上も妊娠できない状態だと定義されています。

まずはそこに当てはまるか、チェックしておいてください。

なぜ2年で、不妊症とされるのか?

それが女性が毎月排卵があると考え、このタイミングで性交をしていれば、妊娠する確率は10〜25%ほどあると言われています。

統計学的に見ると、1年以内に健康なカップルが妊娠する確率は8割以上。

2年以内には、9割以上にもなります。

だから2年というのが、ひとつの基準になるわけです。

医師によっては、1年以内に妊娠しなければ、検査や不妊治療を検討すべきだという人もいますが、焦りは禁物。

まずは、妊娠できない原因を掘り下げてみましょう。

不妊の原因は男女ともにある

ここ、すごく大事です。

不妊というと、女性に問題があるように思われがち。

確かに、女性のみに原因があるのは41%と言われているので、そちらの方が多いように感じます。

しかし実際には、男性に原因があるカップルが24%、男女ともに原因があるカップルが24%と、半数は男性にも原因があるんです。

もし不妊治療や検査を受けるなら、最初から夫婦で行くのが原因解明への近道。

不妊治療や検査は夫婦の問題と考え、治療の過程でもコミュニケーションをしっかり摂ることが大切です。

不妊症の治療と言っても、いきなり 体外受精や高度不妊治療を行なうことではありません。

まずは原因を解明し、その上で原因部分を治療して、自然妊娠するのを待つのが基本ですので、最初の一歩は軽い気持ちで踏み出しましょう。

原因不明の不妊症、機能性不妊もある

実は不妊症の検査を行なっても、10%ほどは原因がわからないんです。

しかも、近年はこの数字がどんどん増えています。

不妊検査の結果、異常がない。

でも妊娠できない人を「 機能性不妊」と読んでいます。

原因不明というよりも、「 原因が説明できない状態」で不妊になっているんです。

不妊検査で判断が難しいものは、

  • 卵子のピックアップ障害(卵子が卵管采に入れない状態)
  • 受精障害(精子が卵子の中に入れない状態)
  • 着床障害(受精しても着床しない状態)

機能性不妊は、治療法や改善方法がないということではありません。

普通の不妊治療と同じように、タイミング法や排卵誘発剤の使用で根気強く続けることが大事。

なかには、何もせずに10年目に妊娠したカップルや、不妊治療を止めてストレスから開放されたら妊娠したカップルなどもいます。

妊娠は、運やタイミング、精神状態など様々な要因で可能になる現象です。

機能的に問題がないのであれば、妊娠しにくい体質と考える事なく、前向きに考えて進んでいきましょう。

女性が原因の不妊症の特徴や定義とは?

赤ちゃんができにくい理由や原因は様々ですが、女性に原因がある不妊症は、妊娠過程に問題があることが多いのが特徴です。

特に女性の社会進出による晩婚化や、ストレス、飲酒・喫煙習慣など、様々な要因が原因になり、女性げ原因の不妊症が起こっています。

排卵障害が最も多い不妊理由です。

女性が原因の不妊で最も多いのが、「 排卵障害」です。

妊娠するということは、排卵→受精→着床と段階を踏んで進んでいきます。

しかし、一番最初の排卵に問題があると、その先に行けず不妊症になります。

排卵とは、卵管から卵子が排出される現象のこと。

排卵機能に問題があると、卵子が十分に育たなかったり、排卵されないなどのトラブルの原因になります。

無排卵の原因は、ストレスやダイエットによるホルモンバランスの悪化や乱れ。

まずは排卵機能に問題がないかをチェックするためにも「 基礎体温表」をつけるようにしましょう。

卵管障害も女性の不妊理由です。

排卵障害に続いて多いのが、 卵管障害です。

卵管は太いイメージがありますが、実は太い部分でも針金くらいの太さしかないんです。

卵管が癒着して、閉じてしまっている人がいます。

そうすると、卵子や精子、受精卵が卵管を通過することができなくなりますので、妊娠できないのも想像できると思います。

卵管が癒着する原因としては、過去に下腹部の手術歴がある人や、クラミジア感染による性感染症などがあります。

子宮着床障害も女性の不妊理由です。

最後に問題になるのが、 子宮着床障害です。

子宮の状態に問題があると着床が妨げられて、不妊の理由になります。

子宮着床障害には、子宮内膜症や子宮奇形などの形状の問題があります。

特に子宮内膜症は、若い女性に増えている症状なので注意が必要。

子宮内膜症とは、子宮内膜が本来あるべき場所以外にできる症状です。

別の場所に内膜ができてしまうので、受精卵が子宮に着床できず、不妊の原因になります。

不妊に悩む女性が増えたのは、晩婚化の影響が強く、年齢が勧めば進むほど卵巣や卵子が老化します。

その結果、様々な卵巣機能障害が引き起こされますが、現在では治療法がかなり確立されていますので、前向きに考えていきましょう。

赤ちゃんができにくい不育症や習慣流産とは?

不育症や習慣流産と呼ばれる、妊娠しても流産してしまう人が増えています。

不育とは、「 妊娠しても流産してしまう」こと。

流産とは、「 妊娠22週までに妊娠が中断する」こと。

それを2回も3回も繰り返すのは問題です。流産を2回繰り返した段階で医師に相談したほうが良いでしょう。

習慣流産は600〜700人に1人の割合で存在していますが、流産は妊婦の5〜8人に1人の割合で起こることなので、珍しい話ではありません。

不育症や習慣流産の原因とは?

不育症や習慣流産の原因は、実はまだ多くが解明されていないんです。

しかし、 CGH(比較ゲノムハイブリダイゼーション)という手法を使うと、人間の染色体を全てチェックすることができます。

CGHによる原因の見極めも、今後の医療界の課題です。

既にわかっている不育症や習慣流産の原因を紹介します。

先天性の子宮奇形

生まれつき子宮奇形が起こっている子宮では、習慣流産を起こしやすいと考えられます。

子宮の形や状態は、習慣流産の検査や内診、超音波検査で発見されることが多いです。

子宮奇形でも生理は普通に来るので、妊娠しようとしてはじめて自覚する人がほとんど。

まれに形成手術を行なうこともあります。

染色体異常

流産する夫婦の5〜10%に染色体異常が見つかります。

多少の染色体異常なら健康的に過ごすことができますが、胎児に強く遺伝した場合には、上手く育たずに流産してしまいます。

染色体異常は、羊水の検査でわかります。

染色体異常は治療できませんが、全く出産できないということではありませんので、諦めないことが大切。

子宮頸管無力症

子宮口がゆるくなってしまい、胎児が大きく成長すると支えきれずに流産してしまう症状です。

子宮頸管無力症の原因は、主に先天性のもので、生まれつき子宮口がゆるいこと。

ただ過去の妊娠中絶手術が原因で、子宮頸管に傷がつき、それが原因で起こっていることもあります。

卵巣の黄体機能不全

排卵や着床に影響する黄体ホルモンの分泌量が減少することで、流産しやすくなることもあります。

黄体が子宮に向けて黄体ホルモンを分泌し、子宮内膜を厚くするなど妊娠の準備を促進します。

しかし、この機能が上手く働かないことがあります。

その結果、子宮内膜の形成が不完全になってしまい、着床しにくく、妊娠しても流産しやすいなどの弊害が起こるというわけです。

基礎体温表をしっかりつけることで、黄体機能不全がわかります。

組織適合抗原不適合

組織適合抗原(HLA)とは、白血球の型分類の事です。

白血球は血液よりも多くの型に分類されますが、夫婦の型があまりにも似ていることで、流産することがあります。

これは抗原が似ている胎児を、母体が異物として認識してしまうことが原因。

さらに最近増えているのが、自己免疫疾患。

自己免疫の抗体指数が高いと、流産の可能性が高まります。

免疫療法に低用量のアスピリン、ステロイドなどで治療することができます。

習慣流産の検査とは?

習慣流産で不妊になっている場合、4つの検査を行なって、その原因を解明します。

染色体検査

夫婦の血液を採取して、染色体の異常がないかを調べる検査です。

子宮口形態検査

子宮頸管や子宮内腔の異常を調べる検査を行います。子宮卵管造影検査や超音波検査、子宮鏡検査やMRIなどを併用して行なうこともあります。

内分泌検査

女性の血液を採取して、甲状腺機能や黄体機能に問題がないかを調べます。

免疫検査

女性の血液を採取して、自己抗体やHLAの状態を調べます。

しかし大事なことは、流産を恐れるがあまり、全ての行動にストップを掛けて、自分をストレスでがんじがらめにしてしまうこと。

そのストレスが原因で、赤ちゃんに悪影響を及ぼすこともあるので、あまり神経質になりすぎないようにしましょう。

2人目ができない、続発性不妊や第二子不妊という不妊症もある。

1人目は問題なく妊娠できたのに、2人目ができない。

もしかすると、 第二子不妊かもしれません。

育児も一段落して、第二子の出産を目指しているのに、2年以上妊娠しない場合を第二子不妊と呼びます。

1人目を出産することができたから、不妊症ではないと考えるのは間違いです。

ここにも隠された原因があるんです。

実はもともと不妊症だった

第二子不妊の一番の原因として考えられるのが、実はもともと不妊症だったという話です。

意外かもしれませんが、一人目は運良く授かった。

ということもあるんです。

さらに、加齢による生殖能力の低下が不妊体質に拍車をかけている。

ということも考えられます。

第二子不妊の場合も一般的には、 1回目の不妊治療と同じ様に検査を行います。

しかし、子宮奇形や染色体異常のような先天性の疾患を疑う必要はないので、それ以外の項目を重点的に検査します。

第二子不妊の怖いところは、放置していると時間の経過とともに、どんどん生殖能力が低下するということ。

特に男性に比べると女性の生殖能力は、一気に低下しますので、そこも意識しましょう。

第二子不妊の原因には、第一子の出産後の変化も影響しています。

育児ストレスやパートナーとの関係性の変化、出産による体重増加やホルモンバランスの変化など、甲状腺の病気や糖尿病なども考えられます。

他にもあなたかパートナーが、 薬物治療中の場合にも起こりやすいんです。

それと、第一子の出産時に

  • 700cc以上の出血があった
  • 胎盤剥離に20分以上かかった
  • 分娩後に発熱した

などという症状や状況になっていることで、第二子不妊が起こりやすいと考えられていますので、思い当たる節がないかも確認しましょう。

男性が原因の不妊症の特徴や定義とは?

不妊症は女性だけの問題ではありません。

男性側にも原因や問題があることも・・・

途中でも説明したように、不妊の原因の約半数が男性側にもあります。

しかも男性の不妊は治りにくいという特徴もありますので、しっかりと原因究明を行い、治療に取り組む姿勢が大切です。

精子形成障害が男性の不妊理由です。

男性の不妊症の原因の9割が、「 精子形成障害」と言われるほど、男性に多い原因です。

これは精子が作られる過程で何らかの問題が起こり、精子数が少なかったり、精子がいないなどの状態が起こります。

その原因は不明なことが多いですが、精索静脈瘤や停留睾丸、染色体異常が原因で精子形成障害が起こっていることもあります。

精子形成障害には、精子自体に異常がある場合と精液の量に問題がある場合があり、幾つかの症状に分類することができます。

無精子症

検査した精液の中に精子が1つも確認できない場合に、無精子症と呼ばれます。

精子減少症

精液1ccあたりの平均数が、6000万個以上いるはずの精子数が、2000万個以下の場合に精子減少症と呼ばれます。

精子死滅症

精子数は平均以上でも、運動性が低く受精できない精子ばかりの状態を精子死滅症と呼びます。

精子無力症

精子死滅症ほどではないものの、運動性が低い精子が7割以上いる場合に精子無力症と呼びます。

奇形精子症

精子の頭が2つあるなど、奇形精子が全体の6割以上ある場合に奇形精子症と呼びます。

精子通路障害も男性の不妊理由です。

精子通路障害とは、健康的な精子が作られるものの、 精管・精道・精嚢のいずれかに問題があることで、精子を放出できません。

特に、精管に問題が起こっていることが多く、幾つかの原因が考えられます。

逆行性射精

射精時の精子が弁の異常によって、膀胱に流れてしまうことで、射精量が減少してしまう状態を逆行性射精と呼びます。

先天性精管異常

生まれつき精管がない状態なので、精子が輸送できず射精する事ができない状態を先天性精管異常と呼びます。

精巣上体炎、精嚢の炎症

結核やクラミジア感染などによる感染が原因で、精管が詰まったり、精嚢に異常が起こっている状態のことです。

ヘルニア手術後の後遺症

幼少期にヘルニアの手術を受けている場合、誤って精管が縛られてしまっていることで、射精ができない状態になっています。

男性が原因の不妊の一番の要因である、精子形成障害の約6割が原因不明なんです。

環境ホルモンや現代病のひとつに、精子形成障害があるとも考えられておりますが、原因不明の場合には、明確な治療方法はありません。

精子形成障害の改善の為には、漢方薬を飲んだり、ビタミンをサプリメントで補給したりします。

また喫煙習慣がある人は、禁煙にチャレンジすることも大事。

いきなり喫煙できなくとも、1日の本数を減らすことを意識してみてください。

現在の医学では、精子を作ることができませんので、漢方や食事療法を実践して、最終的には自分で精子を作ることが必須です。


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