最近の日本では、妊活という言葉が一般的になるほど、不妊カップルが増えている現状を理解していますか?

実際にどのくらいのカップルや夫婦が、不妊に悩んでいるのか?その割合や原因、理由等を知ることで少し考え方が変わるかもしれません。

妊娠できないのは女性だけの問題ではなく、男性側に不妊の原因があることもあるということを理解する必要があります。

日本で不妊症に悩むカップルや夫婦は、6〜7組に1組!

ここ最近の統計データを見ていると、日本で不妊に悩むカップルは6組ないし7組に1組というのが、一般的な考え方のように思います。

アメリカでは不妊に悩むカップルの大規模調査が行われたことがあり、不妊症の頻度は夫婦全体の6.0~8.5%だということがわかっています。

日本でも10年前までは、10組に1組という割合でしたので、ここ数年で不妊に悩む夫婦やカップルが増えている傾向が顕著化。

なぜ不妊に悩むのか?

そこには様々な問題が指摘されており、複数の原因が複雑に絡み合っている現状が垣間見れますので、簡単に解決できるものではありません。

だから不妊治療を何年も続けた挙句、妊娠を諦めなければならない夫婦もおり、非常に悩ましい現状が続いています。

実際に不妊症に悩む夫婦やカップルで起こっているであろう問題について、簡単に紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

加齢に伴う卵子の老化は妊孕能を著しく低下させる

妊孕能という言葉を聞いたことがありますか?

ニンヨウノウと読み、赤ちゃんを作る能力のことですが、卵子の老化など加齢に伴う妊孕力の低下を改善する有効的な方法がないことがわかっています。

しかし現在のところ、初婚年齢が上昇している影響を受け、初産年齢も上昇して、加齢に伴う卵子の老化が原因で妊娠力が著しく低下していることもわかり始めています。

特に女性の場合、35歳を目途に出産を使用と考える人も多く、実は35歳はすでに妊娠力が大きく低下しはじめている年齢。

そこから妊娠しようと妊活を始めるわけですから、なかなか妊娠できないくて苦しんでしまうのも当然の話です。

この卵子の老化ですが、実は32歳を過ぎた頃から、1度の排卵に使用される原始卵胞の数が減少することで、発生することがわかっています。

そして35歳になる頃には、卵巣機能の低下も相乗的なマイナスの影響を与え、そこからは階段を転がり落ちるかのように、急激に卵子の老化と妊娠力の低下が始まることに。

卵子の老化はミトコンドリアの機能低下の影響も受ける

卵巣の中にも卵子の中にも、ミトコンドリアという細胞が存在していることがわかっていますが、ミトコンドリアも加齢とともにその機能が低下します。

ミトコンドリアとは細胞内のエネルギー産生工場のようなもの。

若い頃には、細胞内のエネルギー産生も豊富で、細胞としてしっかり成熟できたり、その機能を発揮することができます。

しかし、卵子のミトコンドリアの機能低下は、卵子が卵子として成熟する過程で未成熟なまま成長できなかったり、受精卵が細胞分裂できずに、成長しきれない不育の原因にも。

そんな状態だと、どれだけ精子と卵子が出会っても、受精も着床もうまく進まずに、妊娠できない状態が続くことになります。

そういったことが、あなたが知らない細胞内で起こっているので、ミトコンドリアの活性化を行うことも妊娠力を高める方法のひとつになります。

男性不妊も、不妊症に悩み妊娠できない原因のひとつ。

男性はあまり認めたくないかもしれませんが、WHOの調査でも男性不妊の割合が、40〜50%ほどあることがわかっています。

一般的な男性不妊の原因としては、

  • 精子数の減少
  • 勃起障害(ED)の増加
  • セックスレスの増加

などが考えられます。

特に男性の精子数の減少がひどく、1992年に行われたデンマークの調査では、人間の精子は50年間で半減したということがわかっており、その原因が環境ホルモン。

環境ホルモンとは、内分泌かく乱化学物質のことで、体内に摂取されると女性ホルモンに似た動きをして、ホルモンの動きを阻害し、生殖力や行動に関してもかく乱させる影響があります。

加工食品やサランラップに含まれており、知らぬ間に体内に吸収して、様々な悪影響を及ぼしています。

特に男性ホルモンのテストステロンの作用を抑制し、勃起障害や造精機能に障害を発生させることがわかっていますので、意識的に注意することも大切。

さらに男性の草食化が進み、射精回数が減少することでも、造精機能の低下や精子の質の低下に悪影響が出ますので、妊活だから禁欲すべきというのも間違いだと理解しましょう。

ちなみに日本で行われた1万人の男性を対象にした調査では、毎日射精をしても、精子は妊娠に影響が出るほど薄くならないことがわかっていますので、安心して射精してください。

女性は急激なダイエットやクラミジアの影響もある

世界的に痩せすぎのモデルに対する批判が高まっていますが、日本ではまだまだ痩せている方が美的に優れていると考えられています。

だから女性の場合、10代後半〜20代にかけて急激なダイエットを行って、それが原因でホルモンバランスが大きく乱れ、生理不順になってしまうことも。

肥満症が排卵障害のきっかけになることがあるように、痩せすぎも妊娠力を低下させる要因のひとつ。

また妊婦さんの8〜9%にクラミジア感染症の患者さんがいるほど、クラミジア感染症が蔓延していることも妊娠力を低下させる原因です。

無自覚だから放置するのではなく、早産や流産を引き起こすこと、胎児がクラミジアに感染してしまうリスクもありますので、妊娠を考えたら性感染症の検査は行いましょう。

女性の不妊症は病気が原因の場合もあるので、ブライダルチェックもしよう!

ブライダルチェックとは、産婦人科などで出来る結婚までに行う妊娠力をチェックする検査。

事前にブライダルチェックを行っておくことで、不妊の原因に病気が隠れていないことがわかりますので、タイミング法などを実施する際には、非常に役立ちます。

不妊症になる病気には、

  • 子宮内膜症
  • チョコレート嚢腫
  • 卵管の癒着や卵管采の問題
  • 多嚢胞性卵巣症候群
  • 高プロラクチン血症

などなど、様々な病気が原因で妊娠できにくい身体になっていることもあります。

不妊症の原因が病気でも、しっかり治療したり、人工授精や体外受精などを行うことで、妊娠&出産をしている夫婦やカップルも増えています。

不妊症の原因が分かれば、対策や改善策を行うことは可能ですので、まずはその原因を突き止めることが大切。

妊活がこれだけ一般的になっているということは、それ以上に様々なケースが起こっているということです。

だから不妊だとか、妊活がうまくいかないと諦めるのではなく、どのようにすれば妊娠できるのか?という視点で考えるようにしてくださいね。


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