30代後半の妊活は、残された時間との勝負だと考えることも大切です。

時間の経過とともに妊娠力が低下し、不妊リスクが高まることがわかっていますので、不妊外来の受診も重要な選択肢。

ダラダラと妊活を行うのではなく、夫婦で協力して短期決戦で妊娠できるような妊活を行うようにしましょう。

30代後半になると女性の妊娠力は急降下する!

悲しい話ですが、まずこの現実を最初に知っておく必要があります。

男性と違い、女性の場合には、35歳以降に妊娠力が急激に低下し始め、どんどん妊娠しにくい体質に変化していきます。

そんな状況に逆行するように、妊娠を望む女性が増えたり、30代前半からダラダラ妊活を行っていたら、30代後半に突入してしまったなんて人も多いでしょう。

以前行われた妊活に関する調査では、

  • 10代で妊活して妊娠→60%
  • 20代で妊活して妊娠→62%
  • 30代で妊活して妊娠→73%
  • 40代で妊活して妊娠→83%

という感じで、30代になると本格的に妊活して40代以降には不妊治療も含んだ、妊活を行う人が増える傾向があることがわかっています。

実際に不妊外来の初診年齢は、35歳を超えており、実は妊娠力の低下しているタイミングで不妊治療を本格的に検討し始めるという状態になっています。

でも少し悩ましい話だと思いませんか?

妊娠力の低下をきっかけに不妊外来病院を受診する。本来なら、妊娠力の高い状態で不妊治療を行うことで、より妊娠する確率を高めることができるはず。

それなのに、妊娠力が低下してから不妊外来を受診するので、妊活が長引いてしまうというジレンマにはまっていくんです。

30代後半になると、実際に体の中でどのような変化が起こるのか?見た目では全くわからない、妊娠力が低下する理由を紹介。

30代後半になると卵巣機能が低下し、女性ホルモンが減少する

30代後半の妊娠力が低下する理由のひとつが、卵巣機能の低下による女性ホルモンのエストロゲンの減少。

本格的な更年期は40代になってからでしたが、最近はプレ更年期という言葉があるように、30代でも卵巣機能の低下やエストロゲンの分泌量の減少が問題になっています。

なかには、30代で閉経してしまう早期閉経の女性もいるほどなので、30代後半の妊活では、卵巣機能の状態をチェックすることも大切。

エストロゲンの減少が、招く不妊の原因には、

  • 卵法の熟成不足により受精力の低下や先天性異常の発症
  • 子宮内膜の厚みが不足し、着床力が低下する
  • 子宮頚管粘液の分泌量が減少し、精子が子宮に到達できにくい
  • 基礎体温の低下と血流悪化で、卵子の質や子宮内膜に影響する

完全に妊娠しにくい条件が増えていくことがわかると思います。

30代後半になると原始卵胞が減少し、卵子の質の悪化&老化が進む

1回の月経に使われる原始卵胞の数が300個なのは、32歳までと言われています。

原始卵胞の数が多ければ多いほど、より熟成が進み受精力が高く、質の良い卵子に成長させることが出来ますが、35歳ではすでに減少期に。

そこに拍車をかけるのが活性酸素を除去する酵素の減少による、活性酸素の増加。

子宮や卵巣内に活性酸素が増えることは、女性の生殖器官にサビが増え、どんどん老化が進むということです。

ただでさえ質の高い卵胞に成長させるのが難しい状態なのに、活性酸素の増加でその状況がさらに悪化。

30代後半の妊娠力が急降下するのは、質の悪い老化した卵子が増えることで、受精力が大幅に低下している影響を受けるから。

30代後半で妊活するなら、3ヶ月〜半年を目安に!

30代後半になって、低下し始めた妊娠力が大幅に回復させるのは、非常に難しいことで、一般的には、時間の経過とともにどんどん妊娠力が低下します。

そのタイミングで自然妊娠を目指すなら、3ヶ月〜半年を目安にタイミング法を実践し、無理ならスパッと不妊外来を受診することも大切。

不妊治療にも費用がかかりますが、2016年に年齢の上限が決められて、42歳までしか不妊治療の助成金が支払われなくなりました。

厚生労働省も、42歳を過ぎたら不妊治療を行っても、妊娠しにくいと考えているわけです。

日々妊娠力が低下し、国としても上限年齢を決めている状況、少しでも確率が高いタイミングで妊活に成功させたいところ。

だからダラダラと妊活をするのではなく、最初に夫婦でタイムリミットを決めておく。

どうなったら、不妊治療に切り替えるのか?いくらまで不妊治療に使うのか・・・などしっかりと計画的な妊活を行うことが大切なんです。

妊活とは子供を授かるために行うもので、夫婦が苦しむために行うものではありません。

だからこそ、最初にゴールや方向性を決めていくと、後々問題が起こりにくいんです。

30代後半でも妊娠力を高めたり、維持する方法とは?

とはいえ、いきなり不妊治療というのもハードルが高いところだと思います。

個人的には妊活を行う際には、最初に妊娠できる体なのか、ブライダルチェックのように病院で妊娠力を調べてもらうのが、時間をムダにしないことなのでおすすめですが、現実的ではないですよね。

そこで日常生活でできる妊娠力を高める方法や、妊娠力を維持する方法を紹介します。

これから紹介することと、タイミング法を組み合わせて、まずは自然妊娠を目指しましょう。30代後半でも自然妊娠しているカップルは多いので、諦めないことが大切!

30代後半で妊娠するには、ストレスとの関係性が重要

妊活においてストレスにどう対処するのか?ということは、常に言われていることですし、ストレス対策を行っている人も多いでしょう。

ストレスまみれの生活で、肉体的にストレスの悪影響が出てしまうと、視床下部や脳下垂体の活動が低下します。

視床下部や脳下垂体は、卵巣の活動を司る器官なので、その機能低下でエストロゲンが減少し、月経が乱れたり、卵胞の成熟に悪影響が出たり、妊娠力の低下に直結。

さらにストレス過多が続くと、活性酸素が激増する原因にもなり、生殖器官がどんどん老化することに。

妊活を行う際にひとつもメリットにならないことなので、ストレスを適度に発散して、ストレスの影響を受けすぎないようにしましょう。

30代後半で妊娠するには、規則正しい生活が重要

30代後半で妊娠する為には、食生活や生活習慣の見直しも大切なこと。

特に慢性的な睡眠不足が続いているようだと、肉体的にも精神的にも回復せずに、ストレス耐性も低下する原因に。

その結果、ホルモンバランスが悪化したり、自律神経のバランスが悪化したりと様々なデメリットが発生する可能性もあります。

早寝早起きを基本として、1日3食しっかり食べることで生活のリズムが整うと、精神的にも肉体的にもメリットが。

規則正しい生活を実践し体内時計を整え、妊娠力を維持することは妊活の成功につながりますので、生活を根本から見直すようにしましょう。

30代後半で妊娠するには、血流の維持が重要

30代後半になると、エストロゲンの減少に伴い、冷え性が悪化したり、血流が悪くなる人も増えてきます。

妊娠に冷えは大敵。

妊活を成功させるためにも、元気な赤ちゃんに育てるためにも、冷えを生活から取り除く必要があります。

その為にできることは、適度な運動、日々の入浴、温かい飲み物の摂取、禁煙・・・など沢山あります。

足先の冷えは、骨盤付近を通過する際に子宮や卵巣を冷やすことになり、妊娠力を低下させる原因に。

冷え対策を行う際には服装だけではなく、運動や入浴など実際に血行を改善できる方法をうまく取り入れて、根本的に改善することが大切です。

30代後半でも自然妊娠できると自信を持とう

少しネガティブな情報も紹介してしまいましたが、30代後半でも自然妊娠して、元気な赤ちゃんを出産しているカップルも多いんです。

しかし、初産が35歳以上ということなら、本気で妊活を行ったほうが良いという事実は変わりません。

妊娠は授かりものですが、その確率を高めることはいくらでもできます。

40代よりも30代後半の方が、妊娠できる確率は高いので、妊娠力を低下させない方法や、妊娠力を高める方法を実践して、効果の高い妊活を行いましょう。


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