近年の研究結果で、睡眠ホルモンのメラトニンが持つ抗酸化作用が不妊治療に役立つと注目されています。

妊娠の際に役立つ抗酸化作用があり、卵子の質や老化を改善できるというのは、本当のことなら積極的に妊活にも活用したいですよね?

不妊治療の現場での妊娠率の変化や実績には、どのようなものがあるのか、実際の効果も含めて紹介します。

メラトニンの積極摂取で不妊の改善と妊娠率がアップする!

メラトニンと言われれば、睡眠ホルモンとして有名なもので、夕方暗くなる頃からその分泌量が増加し、自然と眠くなるように睡眠を調整してくれるホルモン。

そんなメラトニンに、実は妊娠力をアップさせる効果があることが、近年の研究結果でわかり始めています。

実際にメラトニンのどのような作用が、不妊に良い影響を与えるのかといえば、抗酸化作用。

実はメラトニンには、睡眠を調整する作用だけではなく、妊娠に役立つ抗酸化作用があることがわかっています。

抗酸化作用があることで、不妊の原因になる活性酸素による細胞のダメージを抑制する効果が期待でき、それが妊娠力アップに役立つことに。

活性酸素によるダメージと言えば、子宮や卵巣などの生殖器官が非常に受けやすく、卵子の老化や卵子の質の低下の原因のひとつが、活性酸素の増殖です。

メラトニンの抗酸化作用で卵子の質が向上することで、妊娠力をアップさせてくれますので、不妊治療でも役立つ効果が期待できますが、実際の治験データを紹介したほうが理解が早いですよね?

メラトニンの摂取で、不妊治療の成功率がほぼ2倍になる

これは山口大学の産婦人科医である牧野教授らのグループが行った実験の結果、明確になっています。

実験の対象者は、まず1度不妊治療で体外受精を行い、その受精率が50%未満だった115名の女性。

その115名をAグループ(56名)とBグループ(59名)に分けて、メラトニンの投与による妊娠率の変化を測定。

  • Aグループは、採卵前周期の月経5日目から採卵日の前日まで1日3mgのメラトニンを投与
  • Bグループは、メラトニンの投与を行わずに前回の体外受精との変化を測定

この結果、メラトニンを投与したAグループは、変性卵率が低下し、受精率が上昇して19.6%の妊娠率。

Bグループは、受精率の変化はなく、妊娠率は10.2%という結果に。

つまり、不妊治療前にメラトニンを投与するだけで、妊娠率が2倍ほど上昇することが確認されています。

メラトニンの投与が妊娠に与える影響として、

  • 排卵過程における酸化ストレスが、卵子の熟成を抑制する
  • メラトニンの抗酸化作用で、卵子を酸化から保護している
  • メラトニンの投与が卵子の質を改善し、受精率や妊娠率の向上に役立つ

という結果を導き出しています。

このことからも、妊活や不妊治療において優れた抗酸化作用を発揮してくれる物質や成分を摂取することがメリットになるということが証明される結果に。

メラトニンの不妊治療に対する効果は生殖医学会でも報告されている

これは2013年の生殖医学会で行われた報告ですが、メラトニンを不妊治療中の患者さんに投与することで、妊娠に役立つ良い変化が起こると報告されています。

  • 採卵率の上昇
  • 成熟卵の増加
  • 受精率の上昇

これらの効果から、メラトニンの摂取で妊娠率が2倍になると報告。

だからこそ、卵子の質が低い人、未成熟卵の多い人、受精率が低い人の不妊治療時には、メラトニンを積極的に活用すべきだと考えられています。

体外受精の希望者の場合には、採卵前の1〜3ヶ月間ほど、メラトニンを摂取することが効果的。

妊活や不妊治療におけるメラトニンの副作用とは?

いくらメラトニンが妊活や不妊治療に効果的だと言われても、副作用があっては全く意味がありませんよね?

そこでメラトニンの長期投与で、どのような副作用が起こったのか?という海外の治験データを報告します。

これはオランダで行われた検査で、1400人の女性に対し、1日75mgのメラトニンを4年間投与したもの。

その実験で報告された健康被害は、ゼロ件。

だからメラトニンを中長期間摂取し続けても、健康に重篤な影響を及ぼさないということがわかっています。

さらにアメリカのFDA(日本の厚生労働省にあたる機関)の報告からも、メラトニンが発売されて2年経過した段階で、健康に関する懸念すべき副作用は報告されていません。

これらの報告から、メラトニンの安全性は非常に高いと言えるでしょう。

不妊治療や妊活にメラトニンを使用する際の注意点とは?

メラトニンの摂取量は、1日1〜3mgを目安にします。

メラトニンの摂取で、翌朝にふらつきや頭痛などの症状がある場合には、摂取量を調整すべきですので、その点は注意が必要。

妊娠中や授乳中のメラトニンの摂取は控えること、夜以外に摂取しない、服用後に車の運転はしないということは、メラトニンを飲む上で基本的な部分。

禁忌者は、ひどいアレルギー症状、自己免疫疾患、リンパ腫、白血病等免疫系にガン症状のある人ですので、思い当たる症状がある場合には、メラトニンは摂取しないこと。

メラトニン以外で妊活に役立つ抗酸化作用を発揮する成分とは?

メラトニンが妊活や不妊治療に役立つのは、優れた抗酸化作用があるから。

つまりメラトニン以外でも、抗酸化作用のあるものを普段から摂取するようにすることで、妊娠力を高める事ができると考えられます。

抗酸化作用があるものには、

  • イソフラボン
  • コエンザイムQ10
  • ビタミンC
  • ビタミンE
  • セサミン
  • 亜鉛

等があることがわかっています。

個人的におすすめしたいのは、優れた抗酸化作用と血液サラサラ効果&血管拡張効果で子宮や卵巣に良い効果を与えてくれるビタミンE。

ビタミンEの抗酸化作用は非常に高く、一度酸化してもビタミンCに触れることで、再び抗酸化作用を回復することができる希少な成分。

アボカドやかぼちゃ、うなぎやはまちなどの含まれていますので、野菜類から積極的に摂取すると良いでしょう。

ビタミンEの妊活や妊娠力アップに役立つ効果については、この記事にまとめていますので、そちらを読むと、より詳しくわかると思います。

いずれにしても、抗酸化作用が高いものを摂取することで、妊娠力のアップや不妊治療の効果が高まることがわかっていますので、うまく活用していきましょう。

ただその際にサプリメントで摂取しても、サプリメントは栄養補助食品なので、効果効能が実感できないこともありますので、医薬品を活用することがおすすめ。

市販のメラトニンサプリメントでも効果はあるかもしれませんが、やはり妊娠を考えているのなら、より安全性が高く、効果的な医薬品を活用する方が良いでしょう。


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