妊活中、ピックアップ障害と診断されてしまうと、不妊症のレッテルを貼られたようなもの。

ピックアップ障害の原因や治療法はどうなっているのか、実際にどのような症状が起こっているのかなどを解説。

体外受精しかないのか?それとも自然妊娠できるのか?気になる妊活の方向性についても紹介します。

ピックアップ障害とはどのような症状のことか?

ピックアップ障害とは、原因不明の不妊症の際に医師に言われる症状のひとつで、妊活をする女性にとっては、非常に嬉しくない症状です。

ピックアップ障害の患者さんは、卵管が卵子をうまく取り込めないので、キャッチアップ障害や卵管采不全とも呼ばれ、卵子と精子の受精に対する大きな障壁

妊娠する為には、精子と卵子が卵管内で出会う必要がありますが、ピックアップ障害だと排卵された卵子が卵管采から、卵管に入ってこないために出会うことが出来ません。

だからどれだけ受精力のある精子と卵子を持っているカップルでも、ピックアップ障害の症状が起こっていると、妊娠することが非常に困難になります。

しかもピックアップ障害には、明確な原因があるものだけではなく、原因不明のピックアップ障害もあり、そもそも本当にピックアップ障害なのかも判断が難しいところ。

ただひとつ言えることは、ピックアップ障害と診断されたら、自然妊娠よりも体外受精や人工授精などの必要性も考えた方が良いということ。

では実際にどのような原因でピックアップ障害が起こるのか、気になるピックアップ障害と妊活について、詳しく解説します。

ピックアップ障害が起こる可能性がある4つの原因とは?

ピックアップ障害には、明確な原因が見つかる場合と、様々な検査でも異常が見つからない機能性不妊症として考えられる場合があります。

実際にどのような原因で、ピックアップ障害が起こるのかを紹介します。

子宮内膜症による卵管炎がピックアップ障害の原因

子宮内膜症とは、子宮内膜や子宮内膜に似た組織が子宮内腔以外の部分に発生して、エストロゲンの刺激で増殖する症状。

ほとんどの子宮内膜症の患者さんでは、骨盤内に発生して、月経時に子宮内膜と一緒に剥がれ落ちて出血しまが、卵巣内でも増殖することがあります。

この卵巣内で発生した子宮内膜症は、チョコレート嚢胞の原因になり卵管を詰まらせる結果に。

子宮内膜症の症状に悩む女性は、10〜15%ほどいると考えられており、初産年齢の上昇や出産回数の減少などに影響で、増加傾向にあります。

子宮内膜症を発症することで、9割の人が月経困難症を発症したり、約半数の女性が月経時以外に下腹部痛に悩まされたり、性交痛や排便痛も誘発します。

エストロゲンが原因で、子宮内膜症の症状が進行しますので、更年期になり閉経しエストロゲンの分泌量が減少すると、自然に症状が改善しますが、妊活中の女性にとっては非常に嬉しくない病気です。

クラミジア感染による卵管炎がピックアップ障害の原因

日本人が最も悩まされる性感染症の代表選手が、クラミジア感染。

クラミジア・トラコマティスという病原菌に感染することで起こる感染症で、男女ともに発症する症状。

感染者の粘膜や精液、膣液を介して感染が拡大し、症状が少ないこともあり、パートナーに知らぬ間にうつしてしまう可能性が高い病気。

女性の場合、おりものの増加や不正出血、下腹痛や性交痛などの症状が約半数に出ますが、残りの半数の患者さんでは無症状なので、放置してしまい卵管炎を発症します。

この卵管炎が原因で、ピックアップ障害が起こり、子宮外妊娠や不妊症の原因になります。

周囲卵管癒着がピックアップ障害の原因

周囲卵管癒着とは、卵管の周囲が癒着している状態のことで、卵管采が卵子を取り込む際には、自由に動ける必要がありますが、癒着が起こることで動きが制限されます。

その結果、卵管采が卵子をキャッチすることが出来ずに、ピックアップ障害になります。

周囲卵管癒着は、卵管造影検査では発見されにくく、腹腔鏡検査を行うことで発見できる症状。

周囲卵管癒着が起こる原因には、子宮筋腫や子宮内膜症、感染症による骨盤腹膜炎など過去に受けた開腹手術が原因で、開腹手術患者の7〜8割が癒着しているとも言われています。

ただ腹腔鏡検査で癒着を剥離できることがほとんどなので、そこまで重篤なことはなく、剥離できて卵管の機能が回復することで、自然妊娠が可能になる可能性も。

原因不明のピックアップ障害

ピックアップ障害には、これまで説明した3つの原因以外でも起こり、原因がわからないもののピックアップ障害が起こっているであろうと判断されます。

様々な検査を行っても異常がない、機能性不妊症の患者さんの大多数がピックアップ障害だと考えられています。

二人目不妊や人工授精を行っても妊娠できない場合、卵管造影検査などの不妊症検査でも異常がない場合には、原因不明のピックアップ障害と判断されることがほとんど。

特に二人目不妊の場合には、一人目を出産できていることで夫婦の生殖機能に問題がないことが実証されていますので、ピックアップ障害の可能性が高まるというわけです。

ピックアップ障害の治療法や対処法とは?

ピックアップ障害もどのような原因で起こっているのかによって、治療法が変わってきます。

上記の3つ原因のように明確な症状があってピックアップ障害が起こっているのであれば、その原因を改善するための治療法を実践しますが、原因不明だと治療法はありません。

一般的に選択される方法は、排卵誘発剤を使用して卵子の数を増やして受精のチャンスを高める方法や、人工授精で妊娠を目指すというのが基本。

ただ確実に精子と卵子を出会わせる為には、体外受精の様な方法を選ぶことが優先されます。

新たな治療法として、DOST法に注目が集まっています。

DOST法によるピックアップ障害への対策とは?

OUT法の進化版であるDOST法が、ピックアップ障害への対処法として注目されています。

OUT法とは、性交渉を行った翌日に、採卵された卵子を子宮内に移植する方法で、子宮内で卵子と精子が出会い、うまく行けば着床する人工授精と体外受精の中間のような治療法。

OOST法とは、性交渉をせずに採卵された卵子に、体外で精子を混ぜて子宮内に移植する方法。

精子と卵子が出会うという意味では、DOST法の方が確実性が高いので、ピックアップ障害だけが問題の不妊症なら、妊娠できる可能性が非常に高いと考えられています。

体外受精の様に過度の排卵誘発剤を使用せずに、簡易で安価に行うことができるので、注目されている方法ですが、まだ成功率や安全性などは十分ではないので医師とよく相談することが必要です。

ピックアップ障害だと体外受精が必要なのか?

体外受精とは、現在行われている治療法の中で、最も妊娠率が高い方法です。

ピックアップ障害は卵管が問題になりますが、体外受精は卵管を必要としないので、ピックアップ障害の症状があっても問題なく妊娠することが可能。

ただ体外受精は、費用的に40万円前後と高額な割に、妊娠率は40%前後しかありませんので、そのあたりのことも考える必要があります。

2004年から体外受精に対しては、助成制度が始まっていますので、助成金なども含めて総合的に判断すると良いでしょう。

ピックアップ障害の自然妊娠の可能性は?

ピックアップ障害でも自然妊娠できるのか否か。

これは非常に難しい話ですが、自然妊娠出来る可能性はゼロではありませんし、数値的な実証データは存在しません。

そもそも自然妊娠した人がピックアップ障害だったかとか、ピックアップ障害の自然妊娠率に対する研究データもありません。

ただ卵管は2つありますし、ピックアップ障害の人でも、運良く卵管に卵子が入り、そこで精子に出会えば妊娠できることも。

だからピックアップ障害=自然妊娠出来ないということもありませんが、もし35歳以上で妊娠を考えているのなら、自然妊娠よりも人工授精や体外受精などを選ぶべきでしょう。

女性の妊娠力は加齢とともに減少し、35歳以上になると残された時間との戦いですから、少しでも若い年齢で妊娠できる方法を考えて実践することが基本です。

このようにピックアップ障害には、様々な原因があり、不妊症の原因ですが、ピックアップ障害だから妊娠できないということはありません。

妊娠できる方法はいくつかありますので、旦那さんとよく相談してよりよい方法を選んでくださいね。


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