仙骨を温める 仙骨温活を行なうことで、子宮や卵巣に血液や栄養がよく行き渡るようになり、妊活中の女性には良いことだらけだとか。
でも実際にどのような効果が、仙骨温活にあるのか?
妊活中の女性は、どのような感じで仙骨温活を実践すべきなのかなど、気になる仙骨を温める方法や効果を紹介します。
目次
仙骨の場所やその機能や働きとは?
仙骨とは、お尻の割れ目のすぐ上にある、尾てい骨の上のプレート状になっている場所です。
上半身と下半身をつなぐ場所にあり、骨盤の中でも重要な場所に位置する逆三角形のような形をした骨が仙骨。
骨盤の土台として、下半身の基点としての役割りがあり、仙骨の内側には、重要な神経や血管が何本も通っています。
それだけではなく、女性のとって非常に大切な子宮や卵巣機能にも、非常に強い影響を持っている部分で、 女性の命の骨という呼び名もあるほど。
仙骨には、仙骨神経叢(神経の束)が通っており、それが下半身に様々な影響を与えます。
だから、仙骨の歪みや不調が下半身のトラブルになる可能性が。
同様に上半身にも骨盤内臓神経という内臓の血管や機能を高める神経が通っています。
これだけでも、仙骨がどれだけ重要な部分なのかがわかると思います。
仙骨は全身の血液の流れの要所
仙骨が上半身と下半身の神経を繋いでいるように、血管も仙骨の内側を通って、上半身から下半身に流れ、心臓に戻っていきます。
人間の体内では、生命維持に必要な場所に優先して血液が流れるようになっています。
実は人間の体内には、2つの血液網があって、 皮膚体温と深部体温と呼ばれ、それぞれが交わることがなく、別のルートで流れています。
外気温が下がってくると、内臓が冷えないように手足に流れる血液量を減らし、内臓などの生命維持に必要な血流を確保。
そのお陰で、人間は寒い場所でも凍傷になりにくいんです。
内臓が冷えた状態だと、手足が温まることはなく、末端の冷えを解消する為には、内臓などの深部体温を上昇させることが必須です。
仙骨を温めることで、深部体温が上昇する
その際に重要なのが、仙骨を温めること。
仙骨を温めると、先ほどの骨盤内臓神経に作用し、内臓を温めることにつながります。
その結果、手足にも血液がしっかり流れるようになり、末端の冷えが解消。
さらに骨盤内臓神経は、リラックスにも関与する副交感神経。
だから手足が冷えて眠れない時に、骨盤内臓神経を温めるとリラックス効果と末端の冷えが解消され、寝付きが良くなります。
仙骨の歪みで生じる身体の不調とは?
仙骨には、内臓の温度維持だけの効果があるわけではありません。
仙骨が正しい位置にないことで起こる症状には、
- 顔の歪み
- 首のこりや肩こり
- 腰痛
- 便秘
- 冷え性
- むくみ
- 生理痛
- 生理不順
などが考えられますが、妊活中の女性にとって怖いのは、これから紹介する症状です。
仙骨の歪みが子宮や卵巣機能にも影響する
仙骨の前側(丹田側)には、女性の生殖器官である子宮や卵巣があります。
仙骨と腸骨の接合部分である仙腸関節に不調が起こると、子宮や卵巣に直接的な影響が出ます。
特に仙骨がずれたり歪んだりすると、子宮や卵巣にもストレスがかかり、女性ホルモンのバランスが乱れる原因に。
卵巣機能の維持には、女性ホルモンのエストロゲンやプロゲステロンが関与していますが、その分泌に影響が出るんです。
それほど仙骨と女性の生殖器官(子宮や卵巣)には、密接な関係があります。
だから、仙骨の位置や歪みの解消が、女性の持つ様々な不調を改善するきっかけになります。
仙骨を温めると子宮や卵巣、全身が温まる
仙骨を温めるべき理由は、仙骨を温めることが、子宮や卵巣を直接温めることに繋がるから。
なぜお腹側よりも、仙骨側から温めたほうがよいのか?
それは人間の身体の仕組みに影響しています。
お腹側には、脂肪が付いてるので、熱が通りにくいんです。
しかし背中側の仙骨のあたりには、脂肪細胞が少なく、温めた効果が直接、子宮や卵巣に届きます。
だからお腹側の丹田を温めるよりも、仙骨を温めた方がより効率的なんです。
仙骨を温めることで骨盤も温まり、その内側にある子宮周辺の血液循環がよくなり、手足の先まで温まるのを実感できます。
女性にうれしい仙骨温活の効果や効能とは?
仙骨は、女性にとって非常に大切な部分だということが、なんとなくわかったと思います。
では実際に 仙骨温活を行なうことで、どのような効果や効能があるのか?
妊活を行っている女性にとって、仙骨温活を行なうことのメリットなどを紹介したいと思います。
仙骨を温めることで期待できる効果とは?
仙骨温活を行なう上で、仙骨を温めることでどのような効果効能が期待できるのかが重要だと思いますので、最初に紹介します。
- 生理痛の症状緩和
- PMSの予防や症状緩和
- ダイエット効果
- 血行不良改善効果
- 新陳代謝の改善効果
- 美肌効果
- 免疫力改善効果
- 生理痛や更年期障害の予防
- 自律神経のバランスを整える効果
- 性ホルモンの分泌正常化
妊活に役立つ仙骨温活の効果とは?
上記のように女性の生殖機能全体にメリットがある仙骨温活ですが、仙骨温活を行なうことで目指すのが、子宮と卵巣を温めること。
子宮と卵巣は元来、冷えによるダメージを受けやすい器官。
生理痛の時に温めると楽になったり、冬になると生理痛がひどくなる人は、既に子宮が冷えていると自覚しましょう。
子宮が冷えて、血行が悪化することで経血が体外に出にくくなるので、子宮が無理やり押し出すことで生理痛が悪化。
さらに生理に度に血液が体外に出るので、一時的に子宮に流れる血液量が減少し、血液が滞りやすいのが子宮の特徴です。
それだけ過酷の状況で冷えが進行すると、子宮や卵巣機能が低下し、卵子が着床しにくい状態になる恐れも。
だから仙骨温活を行なって、子宮や卵巣に常に新しい血液を送り込み、少しでも良い状態を保つことが大切なんです。
妊活に効果的な仙骨温活を行なう方法とは?
では実際にどのような方法で、仙骨温活を行なうべきか。
今回は、誰でも簡単に実践できる仙骨温活の方法を3つ紹介します。
自宅でできる方法、出先でもできる方法、様々な仙骨温活の方法がありますので、あなたに合った方法で、仙骨温活を実践して、妊娠力をアップしましょう。
仙骨カイロ温活は外出時でも簡単
仙骨温活で、最も簡単な方法は、ホッカイロを使って仙骨付近を温める方法です。
私のおすすめの 仙骨カイロ温活は、腹巻きの上から毎朝12時間仕様のホッカイロを貼る方法。
これなら睡眠時につけたままでも、ほんわかとした温度で1日中あたためてくれ、低温やけどの心配もありません。
詳しいカイロ温活の方法や、ホッカイロを使った温活方法は、この記事を参考にどうぞ!
仙骨こんにゃく湿布で芯まで温めよう
こんにゃく湿布という言葉を知っていますか?
これは助産師さんの間で受け継がれている伝統的な冷え性改善法。
特に妊活に役立つ効果が高いと人気です。
こんにゃく湿布の作り方は簡単。
- 熱湯で10分ほどこんにゃくを茹でます。
- そのこんにゃくをタオルに包んで完成。
- うつ伏せに寝て、タオルに包んだこんにゃくを仙骨の上に載せる
- 1時間ほどは温かいので、じっくり仙骨を温めましょう。
<注意点>
- こんにゃくがかなり熱くなるので、タオルに包む際にやけどに注意
- 水を張った容器で冷蔵庫に保管すると3日間は繰り返し使えます。
- ただし、こんにゃくはどんどん小さくなります。
仙骨オイルマッサージで血流改善
仙骨付近を直接マッサージすることで、血流を改善したり、直接手で温めることで、仙骨のコリを解消します。
自分でも簡単にできる方法ですが、旦那さんにやってもらうと、スキンシップに良いかも。
仙骨オイルマッサージの方法は、
- 仙骨付近を軽くさすりながら、オイル散布します。
- らせんを描くように。人差し指と中指と薬指で下から上に移動します。
- 仙骨を意識しながら両手で優しく抑えます。
<注意点>
- 下腹部の温めと一緒に行なうことで、骨盤の開閉もスムーズに
- 使用するオイルを変えることで、リラックス効果も
- 仙骨付近を温めながらやると、効果がアップ。
仙骨温活は、あくまでも妊活に役立つ温活方法のひとつ。
仙骨付近を直接温めるだけではなく、運動や食事内容の変更、入浴や温感グッズなど様々な方法があります。
どれか特定の事を行って満足するのではなく、身体の冷え対策が温活の目的。
特に35歳以上で妊娠力が弱まり始めている女性には、仙骨温活など直接的に子宮や卵巣を温める方法は効果的です。
冷えは妊活の大敵!
若い女性でも冷え性がちだったり、体脂肪率やBMIが低く、体が冷えている場合には直接的な仙骨温活が役立ちます。
妊活だけではなく、健康維持の一環としてぜひ実践してください。
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